ロンドン・テートモダン「モディリアーニ展」

印象派の絵画が大好きな私。今回夫が結婚2周年のプレゼントに、特に好きな画家、モディリアーニの展示会のチケットをくれました。12月5日、指定された時間にロンドンのテートモダンへ。
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テートモダンはコンテンポラリーアートの美術館で、もともと発電所だった建物を使用しておりとてもユニークな外観。何度か訪れたことはありましたが、有料の展示会に行くのは初めてです。

モディリアーニは生きている間には高く評価されることがなかった画家です。最後は病に倒れ35歳で死去。妻のジャンヌも画家でしたが、20歳そこそこでモディリアーニの後を追って自殺。しかも第二子を妊娠9ヶ月、長女を残しての飛び降り自殺。芸術家と不幸な人生は切っても切れないと私は思います。自分の人生だったらたまらないけれど、偉大な画家の人生がセンセーショナルでミゼラブルなものであれば、より興味を引かれるのは事実なのではないでしょうか。

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モディリアーニの作品を語るにおいて、ポール・ギヨームというパトロンのことは欠かせない。彼がモディリアーニの作品に惚れ込み、さらにアフリカンアートをコレクションしていたことが、少なからずモディリアーニの作品にも影響しています。もともとは彫刻家志望だったモディリアーニ。顔が長く眼球を描かない、不気味とも言えるそのスタイルは、一度見ると忘れられない。それも彫刻と絵画を同時に表現したかったこと、影響を受けたアフリカンアートからのインスピレーションであると言えるでしょう。

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モディリアーニはピカソやセザンヌ、その時期の印象派の巨匠たちとも親交が深く、写真もいくつか残されています。それらも展示会で見ることができました。若くしてこの世を去ったモディリアーニ。彫りが深くハンサムな顔立ち。年下のジャンヌが惚れ込んだ気持ちも分かる気がします。

モディリアーニが描いたヌード絵画の数の多さにも驚きました。展示会は写真撮影禁止だったので、ここに載せられないのが残念です。独特の不気味な表情はあるものの、女性特有の体のライン、そして何より醸し出すセクシーな空気感のようなものを、うまく描いていたと思います。

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モディリアーニの人生は、芸術に捧げられ、その生涯は決して幸せであったとは言えないでしょう。けれどその情熱と、印象派の歴史を作り上げた功績は、今もなお息づいているのです。

 

Author: kanashuto

イギリス在住のフリーランスライターです。イギリスに関するコラム、健康、美容記事、その他どんなライティングでも、ご要望に合わせて執筆しています。 趣味は小説を書くこと、読書です。イギリス生活での何気ないことを書いて、楽しんでもらえたら幸いです。

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